理想の看護師になるために
実務経験を積んでスキルを高めることはもちろんですが、やはり転職に有利なのが資格。認定看護師や専門看護師といった資格を取得しておけば一定以上の能力の証明にもなりますし、どこでも重宝される看護師として活躍できます。以下では、転職に際して有利になる資格をご紹介しています。
また、最近は資格を取得するために支援してくれる病院も多数あり、その資格を取るために転職する看護師も増えています。
認定看護師
日本看護協会は、認定看護師を「特定の看護分野で熟練した看護技術と知識を用いて、水準の高い看護実践ができる者」と規定しています。特定の看護分野における看護の「実践」、看護者に対する「指導」「相談」の3つの役割を果たすのが、認定看護師です。
- 特定看護分野
- がん化学療法看護、がん性疼痛看護、感染管理、緩和ケア、救急看護、手術看護、集中ケア、小児救急看護、新生児集中ケア、摂食・嚥下障害看護、糖尿病看護、透析看護、乳がん看護、認知症看護、皮膚・排泄ケア、不妊症看護、訪問看護、脳卒中リハビリテーション看護(2009年度新設)、がん放射線療法看護(2009年度新設)。
認定看護師になるには
認定看護師の資格を取得するには以下の3点を満たし、認定看護師教育課程を受講し、筆記試験と書類審査による認定看護師認定審査に合格しなければなりません。
- 保健師、助産師、看護師いずれかの資格を取得していること
- 実務経験が5年以上(このうち3年以上は取得を希望する認定看護分野の経験)あること
- その分野の看護ケースを2~5例程度担当した経験(取得分野により異なります)があること
専門看護師
日本看護協会は、専門看護師を「複雑で解決困難な看護問題をもつ個人・家族や集団に対して、水準の高い看護ケアを効率よく提供するための、特定の専門看護分野の知識・技術を深めた者」と規定しています。「実践」「相談」「調整」「倫理調整」「教育」「研究」という6つの役割を果たすのが、専門看護師です。
- 専門看護分野
- 精神看護、がん看護、地域看護、老人看護、小児看護、母性看護、慢性疾患看護、急性・重症患者看護、感染症看護、家族支援
専門看護師になるには
以下の2つの条件を満たし、認定試験に合格することで資格を取得できます。
- 保健師、助産師、看護師いずれかの資格を取得していること
- 看護系大学院修士課程修了者で、日本看護系大学協議会が定める専門看護分野の専門看護師カリキュラム総計26単位を取得している、もしくは務経験が通算5年以上であること。そのうち3年以上は特定の専門看護分野の経験で、さらにこのうち1年は修士課程修了後の実務経験あること
保健師
集団検診や健康診断、健康相談などを行い、地域住民の健康的な生活をサポートしていくのが保健師です。保健師は看護師のように病気やケガなどで体が弱っている人をサポートするのではなく、病気予防のための取り組みを行うのが主な役割です。最近では病院や学校だけではなく、企業からの求人も多くなっています。
保健師になるには
保健師国家試験の受験資格を得るための教育機関を卒業したのち、国家試験に合格することで資格を取得できます。国家試験の受験資格は以下のいずれかに該当する者に与えられます。
- (1)文部科学大臣の指定した教育機関において、6ヶ月以上にわたり保健師として必要な学科を修めた者
- (2)厚生労働大臣の指定した保健師養成所を卒業した者
- (3)外国の保健師学校を卒業、または外国において保健師免許を取得した者で、厚生労働大臣が(1)または(2)に掲げる者と同等以上の知識および技能を有すると認めた者
助産師
妊娠・出産・育児までを母子ともにサポートする、母性に関する専門職が助産師です。妊産婦が安心・安全に分娩に臨めるよう、妊産婦のカウンセリング・健康指導・分娩時の介助・育児相談などを行います。尊い命の誕生に立ち会える、やりがいのある職業です。
助産師になるには
助産師国家試験の受験資格を得るための教育機関を卒業し、国家試験に合格すると資格を取得できます。国家試験の受験資格は以下のいずれかに該当する者に与えられます。なお、看護師国家試験の合格者、あるいは受験資格があることが前提条件です。
- (1)文部科学大臣の指定した教育機関において、6ヶ月以上にわたり助産に関する学科を修めた者
- (2)厚生労働大臣の指定した助産師養成所を卒業した者
- (3)外国の助産師学校を卒業した者、または外国において助産師免許を取得した者で、厚生労働大臣が(1)または(2)と同等以上の知識・技能を有すると認めた者



















